遺族を思いやる葬儀と通夜の知識

私が体験した初めてのお通夜とその後の葬儀

私がお通夜に初めて参列したのは、小学2年生の時です。クラスメイトのお父さんが自殺をしたのです。担任の先生のスクーターの後ろに乗り、クラス代表で、その場に向かうときは、よく意味も分かっていなった気がします。

今でも鮮明に残る風景。それは時々会う、お友達の優しいお母さんが、真っ黒な喪服に身を包み、時々声をあげ、泣き崩れる姿。その横で、静かに座ってるお友達。多くの真っ黒な人が集まり、初めての焼香、そして何となく感じた「死」。

それから30年、そのお友達との友情関係は続いているけど、その子のお父さんの話は一度もすることがありませんでした。幼心にも、あの風景を見たら、口に出してはいけないと感じたのだと思います。そして最近その子のお母さんが急死をしました。遠方だったため、葬儀に参列することはできませんでしたが、後日お友達に会ったとき、そこにはやはり泣き崩れるお友達がいました。そのとき初めて、お父さんの話が出ました。お友達の口から「自殺」という言葉は出なかったので、もしかしたら真相は聞かされていないのかも知れないと感じました。小さな町なので、噂で耳にしなかった可能性は低いとも思いましたが、私も「自殺」という言葉決して口にはしませんでした。ただ「母親一人で子どもを3人育て上げたから、早くお父さんのところに行きたかったのかな。。。」と二人で、話しました。それから、いくつかの葬儀に参列してきましたが、その度にお友達のお母さんが泣き崩れていて、その横で静かに座っているお友達、その風景を思い出します。
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